光る女性を発見!営業かスカウトか、迷った末にダブル失敗 芸能マネージャー歴20年の男が語る

 芸能マネージャーとして奮闘する熊谷修宏氏が、これまで20年間の実体験を基に原作を担う本作。連載第3弾はスカウト熱心なあまりの失敗談が題材です。

■営業かスカウトか

 時期は2000年代初頭のころです。スカウト先は原宿と表参道がメインで、公共交通機関での活動はまれです。それでも、スカウトしたい女性を目にしたこのときは別でした。女性と一緒に電車を降りてホームで声をかけようか、それとも予定していた営業先に向かうか、本当に悩んでしまったのが、この出来事につながりました。ふと気がつけば女性が既に車内におらず、営業先の最寄り駅も乗り過ごしてしまいました。遅刻してしまい、営業先に平謝りしたことは忘れられません。この反省を元に営業が第一、次がスカウトと、心に刻むようになりました。

 とはいえ、スカウトの仕事は、失敗を恐れてばかりではいけません。道路の向かい側にかわいい子を見つけ、道路を渡って声をかけたことや、喫茶店でお茶をしていてガラス越しにかわいい子を見つけたら、飲みかけのまま声をかけにいったこともあります。担当タレントのイベント中にスカウトをしていて、タレントに見られた時は少し気まずかったですね。

 当時は大手ガス器具メーカーから芸能プロダクションに転職し、タレントのスカウト活動に加えて、営業活動も行うようになっていました。メーカー時代は販売店と問屋を巡るルート営業でしたが、芸能界では雑誌の担当者やテレビ局のプロデューサーへの新規営業が主流でした。芸能界での営業は、とにかく大変だと実感しました。

(芸能マネージャー・熊谷 修宏)

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