延期続きのコミケ、ついに年末開催を発表 来場者は半分以下の見込み

 「コミケ」の愛称で親しまれている同人誌即売会イベントで、新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催が延期されていた「コミックマーケット」が、12月30、31日に東京ビッグサイト開催されることが2日、主催のコミックマーケット準備会から発表された。 

 同準備会は公式サイトで、新日程を発表。ワクチン接種の有効性や進捗状況などに触れ、「いまだ多くの不確定要素が残っており、(新型コロナウイルスの)感染拡大も続いている状況ですが、サークル申込や配置など様々な準備の期間を考えると、2021年冬のコミックマーケット99(新C99)の開催に向けて、今、動き出すことを発表させていただくべきと考えた次第です」と、発表に踏み切った経緯を明かした。

 コミケは昨春から3回続けて延期となってきたこともあり、「社会状況の改善が見込めない場合は、さらなる延期の可能性も否定できません」とのただし書きも。それでも「同人誌の世界全体の状況を鑑み、開催を目指していきます。動き始めなければ、コミックマーケットという『場』が開かれることはないのです」と、強い決意も示した。

 開催規模については「様々な制約条件の下、1日数万人程度の来場者規模とせざるを得ないと考えられます」と、これまでの半分以下となることも明らかに。参加希望者に向けては「サークル参加・企業ブースの『参加を希望しても抽選で参加できない状況』は、一般参加者・コスプレイヤーの方にも起こりうるとお考え下さい」と呼びかけた。

(よろず~ニュース編集部)

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