紀藤弁護士、兵庫県知事選巡る不適切投稿で正当性主張の姫路市議に「伝聞情報で断定的な意見…驚きます」

 弁護士の紀藤正樹氏が22日、自身のX(旧ツイッター)を更新。昨秋の兵庫県知事選などを巡ってSNSに不適切な投稿を繰り返したとして、姫路市議会から辞職勧告された高見千咲議員(30)が21日に姫路市役所で会見し、「勧告は不当」として自身の行動の正当性を主張した上で議員活動の継続を掲げ、投稿の削除や取り下げを拒否したことを受け、その発言の問題点を指摘した。

 高見市議は今年1月に「兵庫県警の内部では特定候補(斎藤知事ではない)の応援をするように通達されていたと聞いた」などと投稿し、県警側は「事実無根」として削除を申し入れていた。市議会は2月に政治倫理審査会を設置。高見市議の投稿を調査した上で「辞職勧告に相当する」との報告書をまとめ、辞職勧告決議が3月に全会一致で可決された。

 それに対し、高見市議は21日の会見で投稿の根拠について「複数の現役警察官から確認したという知人から聞いた。信頼できる方。信ぴょう性があると判断した。世間に知ってほしかった」などと説明。県警の削除要請に対しては「断定して書いていない。削除するつもりはない」と反論した。

 こうした高見市議の発言について、紀藤氏は「警察官個々人も国民。当然に一枚岩ではなく一警察官の説明を鵜呑みにし結果的に誤解を与える投稿は削除すべきだと思います」と指摘した。

 さらに、紀藤氏は連続投稿。同市議のノーカット会見YouTubeを添付して全発言を検証した上で、「しかもソース元は一人で現役の警察官でもなく現役の警察官から聞いたという伝聞情報にしかすぎません。それで『信頼できる』という断定的な意見になることに驚きます」と問題点を挙げ、「あまりに短絡的。せめていったん削除して出直すべきでは」と提言した。

(よろず~ニュース編集部)

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