【京都HJ】三津谷が有終V「辞めるの辞めたい」 マーニは重賞初制覇
「京都ハイジャンプ・JG2」(15日、中京)
競馬の神様は粋な結末を用意していた。現役最後のレースとなった三津谷騎乗のマーニが重賞初制覇。検量室に引き揚げると騎手仲間から拍手で迎えられた。デビュー7年目で通算24勝(うち重賞1勝)、24歳の若さでステッキを置く鞍上は「辞めるのを辞めたいですね」と名残惜しそうだった。
序盤から3番手でレースを進めると、安定した飛越で先団をキープ。強気に3角で先頭に立ち、後続に4馬身差をつけて圧勝した。「1周目を回った時に、あとは逃げ馬をどうかわすかだけを考えていました」と振り返った。
今後は川村厩舎で調教助手になる予定。「これからは騎手とは違う方向から、マーニのような馬を手掛けられるようになりたいです」と新天地での活躍を誓った。