【エルムS展望】アメリカンシード重賞初Vへ

 「エルムS・G3」(8日、函館)

 重賞初制覇を狙うアメリカンシードが中心となる。ダートに転向後、条件戦を圧倒的な競馬で3連勝。マーチSは道中で落鉄するアクシデントがあり14着に敗れたが、続く平安Sはハイペースの逃げを思えば2着でも納得だろう。28日に函館へ入厩。影山助手は「馬房内では栗東と同じで落ち着きはある」と感触を伝える。秋に向け、ここで最上の結果を出したい。

 6歳にして本格化の兆しが見られるのがソリストサンダー。展開が合わなかったフェブラリーSは8着に敗れたものの、かしわ記念は鼻差2着とG1で善戦した。篠田助手は「重賞制覇のチャンスだと思ってます」とVを意識する。

 昨年のマーチS覇者スワーヴアラミスは、今回と同舞台のマリーンSを斤量57・5キロでV。復調ムードが漂っている。近走はひと息の内容が続くタイムフライヤーだが、昨年の覇者でもあり、地力は上位。マリーンS12着からの巻き返しに期待したい。

 ここにきて力をつけているオメガレインボー、ブリンカー着用後にレースぶりが良化したダンツキャッスル、今年のマーチSを制したレピアーウィットなどにも注目。

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