【レパードS展望】クリーンスレイトが混戦断つ
「レパードS・G3」(8日、新潟)
実力きっ抗で混戦模様だが、中心にはクリーンスレイトを指名する。前走のユニコーンSは、発馬後に他馬に寄られて後方から。直線で伸びてはきたが、序盤のビハインドが大きく5着までが精いっぱいだった。不利さえなければ…と思わせる内容で、評価を落とす敗戦ではない。真夏の砂決戦を制して実りの秋へと弾みをつけたい。
ハンディーズピークは前走、直線でいったんは2着馬に前に出られたが、勝負根性を発揮してゴール前で盛り返してV。古馬をあっさり撃破した。これで4戦3勝とまだ底を見せておらず、休養前はレベルの高いメンバーと好戦。叩き2戦目も加味すれば、初の重賞挑戦でも楽しみの方が大きい。
条件クラスを3連勝と勢いに乗るルコルセール。芝では勝ちあぐねる競馬が続いていたが、ダートに矛先を向けると、未勝利戦を8馬身差で圧勝。叔父にダートGI・4勝馬ゴールドアリュールを持つ血統馬が、新天地で素質開花。軌道に乗ってきた。まだ上を目指せる器で、破竹の4連勝で重賞Vを飾るようなら、秋の大舞台が見えてくる。
インディアTでレコードVを決めたホッコーハナミチも怖い。道中は好位のインで脚をため、直線で先に抜け出した2着馬をきっちり差し切った。勝ち時計の1分41秒4は、15年ぶりにコースレコードを塗り替える優秀なもの。3歳馬同士なら重賞でも引けは取らない。
インディアT2着のレプンカムイも、秘めるポテンシャルは高く、今回は逆転の目も。ジャパンダートダービー6着のロードシュトローム、いわき特別を7馬身差VのメイショウムラクモもV圏内だ。