２歳新馬戦が７月３１日（土）、８月１日（日）に新潟、函館で計６レース行われた。日曜新潟５Ｒ（芝１８００ｍ）は、１番人気に支持されたディープインパクト産駒のルージュスティリア（牝、栗東・藤原英）が快勝した。

　好スタートから行きたい馬を行かせて、道中は中団の外を追走。直線半ばで先頭に立つと、２着馬の猛追を封じ込んで初陣を飾った。力でねじ伏せた勝利にも鞍上の福永は「下手に乗ってしまった。ゲートが速過ぎたし、早く先頭に立ち過ぎてしまった。４角で前を射程に入れておこうと予定していたけど、結果２Ｆ以上追わせてしまった」と反省しきり。ただ、レースの中身は濃く「調教より芝でさらに良かった。来年が楽しみになった」と素質を評価した。（レース評価Ａ、将来性★★★★）

先週の新馬勝ち馬評価一覧

ソリッドグロウ（牝、父ダイワメジャー、美浦・池上）

　土曜函館５Ｒ・芝１２００ｍ、横山武「２番手でもいいかなと思ったけど、気が良くてスピードの違いであの形になりました。それでも無理をして出したわけではないので、今後について折り合いは問題ないですよ。今回、駐立があまり良くなかったので、そこが今後の課題となりますね」（Ｂ、★★★★）

ロン（牝、父シルバーステート、栗東・石橋）

　日曜函館５Ｒ・芝２０００ｍ、武豊「初めてまたがったけど、すごくいいフットワークをするね。走りそうな雰囲気のある馬だよ。反応がすごくいい。追いだしてからすっと伸びてくれたし、これから楽しみ」（Ｂ、★★★★）

ラニュイエトワール（牡、父ノヴェリスト、美浦・尾形）

　土曜新潟５Ｒ・芝１６００ｍ、川田「性格的に新馬向きだと思っていました。まずは無事に勝てて良かった」（Ｂ、★★★）

ジャスティンヴェル（牡、父ドゥラメンテ、栗東・安田隆）

　土曜新潟６Ｒ・芝１２００ｍ、川田「この馬の特性を生かして走らせました。素直じゃないけど、最後まで一生懸命走らせました」（Ｂ、★★★）

ボンクラージュ（牝、父アメリカンペイトリオット、美浦・矢野）

　日曜新潟６Ｒ・芝１６００ｍ、津村「口向きが難しいと聞いていたので、注意しながらでしたがうまくいきましたね。スピードがあって、いい背中をしています。しまいもしっかりしていたし、楽しみですね」（Ｃ、★★）

（評価は馬サブロースタッフによるＳ、Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄの５段階）