BCマイル ヴァンドギャルド波乱なるか 過去10年で米国馬7勝、欧州馬3勝

 「魁!海外馬券塾」(27日)

 日本のヴァンドギャルド(牡5歳、栗東・藤原英)が出走するBCマイル(11月6日・米デルマー、芝1600メートル)は、過去10年で米国馬が7勝、欧州馬が3勝している。

 今年の欧州のマイル戦はバーイード、パレスピア、そして来シーズンから日本で種牡馬となるポエティックフレアの3強が何度も好勝負を演じたハイレベルな年であったが、これらはブリーダーズCには出走せず、欧州勢のトップは英国馬スペースブルース(牡5歳)となる。フォレ賞・仏G1で、ゴール直前まで先頭で粘ったエントシャイデンをきっちりとらえて勝った、ゴドルフィンのドバウィ産駒だ。

 米国勢では西海岸の前哨戦シティオブホープマイルS・米G2など、重賞4連勝中のモーフォルツァ(牡5歳)が最有力だが、中部の前哨戦キーンランドターフマイル・米G1を勝ったインラブ(セン、5歳)と、同レースで不利を受けながらも4着に入ったアイバー(牡5歳)の、いずれもアグネスゴールドを父に持つブラジル産馬の2頭にも魅力を感じる。

 ヴァンドギャルドは2着となった今年3月のドバイターフより強い相手がそろい、勝つにはベストの走りが求められる。昨年は最低人気馬が勝ったように大波乱も珍しくないレースだけに、いい状態での出走を期待したい。(海外競馬コーディネーター・田中敬太)

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