タイキシャトル死す 藤沢和雄元調教師「素晴らしい馬。今でも秋の天皇賞を使えていたらという気持ち」
98年ジャックルマロワ賞・仏G1など、国内外のG1を5勝したタイキシャトルが17日、死んだことが明らかになった。28歳だった。認定NPO法人引退馬協会が発表した。
同馬を管理していた藤沢和雄元調教師は「今朝亡くなったという連絡をいただきました。日本で活躍して、ジャックルマロワ賞を勝って、今でもやはり秋の天皇賞を使えていたらという気持ちです。子どもたちからG1を勝つ馬が出たし、ブルードメアサイアーとしても名が残っている。よく頑張ってくれました。素晴らしい馬でした」と別れを惜しんだ。
現役時代は、通算13戦11勝(うち海外1戦1勝)。安田記念、ジャックルマロワ賞、マイルCSを制した98年のJRA年度代表馬に輝き、短距離馬というカテゴリーでは初めてJRA顕彰馬に選出されるなど歴史的な名馬だった。種牡馬としては03年NHKマイルC覇者ウインクリューガー、05年フェブラリーSを制したメイショウボーラーなどを輩出している。