【競輪】石原颯が弥彦・寬仁親王牌でG1初優勝 番手まくりでグランプリ初出場も決定

 「寬仁親王牌・G1」(12日、弥彦)

 石原颯(26)=香川・117期・S1=が打鐘からカマした犬伏湧也(徳島)から離れず追走。最終2角で番手まくりを決めてG1初優勝を飾った。この優勝で賞金4790万円(副賞含む)と、12月30日に平で行われるKEIRINグランプリ2026の出場権を手にした。2着には松本貴治(愛媛)、3着には吉田拓矢(茨城)が入った。

 四国時代の到来だ。8月のG1・オールスター(松山)を優勝した犬伏に続き、今度は石原がG1で頂点に立った。香川勢のG1優勝は2000年10月のオールスター(高知)を制した児玉広志(引退)以来、26年ぶりの快挙だ。

 犬伏の覚悟が石原をVに導いた。理想の展開にはならなかったが、残り2周で7番手に下げると、打鐘から目いっぱいのカマシ先行を敢行。飛び付きを狙った茨城勢の上を叩き切ると、最終2角から番手の石原はちゅうちょすることなく松本を連れて二段駆け。最後の直線でも力強く踏み直してG1初優勝を達成した。

 「G1の決勝が2回目なのにタイトルに一番近い位置を回らせてもらったことに感謝。犬伏さんは踏み上げながらカマしてくれて別線に粘られる感じはなかった。後ろを気にする余裕はなかった。車間が詰まる感じがあったのでバックを踏むより前に踏んだ。勝たないといけないと思ったので」と的確な判断で勝利をつかみ取った。

 競輪選手を目指したきっかけは16年のグランプリ(立川)。村上義弘(引退)の優勝を見て、競輪選手になりたいと思った。日本競輪選手養成所を卒業する時の目標は「S級に特別昇級すること」と書いた。謙虚さが魅力だが、24、25年と2年連続でS級最多勝と一気にレベルアップ。四国の大事なピースへと成長した。

 この優勝で選手を目指した舞台への出場は決まったが、まだまだやるべきことはある。「松本(貴治)さんをグランプリに乗せたい。競輪祭では主導権を取りたい」と気合を入れ直した。犬伏、石原とバトンはつながった。グランプリで四国3人が連係するためにも、次のG1・競輪祭(11月18~23日・小倉)ではラインの先頭で果敢に逃げていくつもりだ。

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