村上奈穂 イメージ通りの昇り龍で飛躍誓う “穂”は常に謙虚で居られるように 村上奈穂(28) 広島支部・115期 2014年11月デビュー
【第106回】村上奈穂(28)=広島・115期=
髪の毛を青みがかったメッシュにしたり、金髪にしたりと、奇抜なヘアーカラーでいつもピット内で存在感を示している村上は、使用しているヘルメットもかなりイケている。
これまで使用していたヘルメットは赤、黄色を基調としていたが、今年の3月に新調した逸品は青色が基調となっている。「私のパーソナルカラーが赤色なのでいつもそうしていたけど、今回は青色になりました。同期からもいいねと言われたし、気に入ってます」とニューカラーに笑みがこぼれる。
前回同様に中心となる龍は、一層ダイナミックとなった。「私がイメージして描いた龍をモデルに、國分夢志先生(ドラゴンアーティスト)が描いてくれました。昇り龍になっていて、頑張ろうという気持ちにさせてくれます」と素晴らしい出来栄えに大満足している。
龍の隣には名前の一部でもある“穂”を入れた。「“実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな”と言うことわざが好き。陸の上でもレースでも、常に謙虚に居られるように」と入れた経緯を教えてくれた。
新調してからの成績は「変わってない」と苦笑いを浮かべるが、近況のレースぶりからそろそろ好結果が出てきそうな雰囲気はある。描かれた龍のように躍動する村上の姿が、近々見られそうだ。