大豆生田蒼 兄デザインのヘルメットに活躍誓う
【第119回】大豆生田蒼(26)=埼玉・111期=
大豆生田のヘルメットには家族の思いが詰まっている。4月7~10日の下関から4代目のヘルメットを使用。2代目から兄の統一(もとかず)さんがデザインを担当。「(兄は)建築士なんですが、デザインが得意で、絵がうまいんです」。犬がモチーフとなっているのは決まっており、その他のデザインは兄任せという。「ワンちゃんだけは入れて欲しいと言っていて、あとは“かっこいい系”とか“かわいい系”とかイメージだけ。前回は“かっこいい”感じでしたが、今回は“かわいい”感じで」と制作過程を語った。
今回の図柄は実家で飼っている5匹の犬とともに、大豆生田自身のイラストが大きく描かれている。「自身のイラストに関しては「(以前は)今ほど目立つ感じではなかったんですが…。(兄は)『ちょっとでかすぎた』と言っていました」と笑う。兄の統一さんとは普段から仲がいいとのこと。「レースは見てくれているみたいで『もっと頑張れ』と言われます」と刺激を受けている。以前のヘルメットには激励するような言葉が記されていたこともあったとのことだが、今回は犬と自身のイラストのみ。「いっぱいいる犬のためにも頑張らないと。見守られている感じが強いです」と大きな支えだ。
現在はB1。「A級に早く戻らないと」と最も身近な目標を語る。今期は順調で7期ぶりのA級に復帰できそうなペースを保っている。図案を手がける兄と、5匹の愛犬の応援を受けて、さらなる活躍を誓う。