羽田妃希 師匠・原田との絆…同デザインヘルメット

 大けがを乗り越えこれからがスタートの羽田妃希
2枚

 【第188回】羽田妃希(20)=愛知・130期=

 選手は最初の登録3年間は、ボートレーサー養成所卒業でもらったヘルメットを使用するが、羽田は3年を待たずに自前のヘルメットでレースに挑んでいる。「最初に使っていたヘルメットは、練習でたくさんこけて壊れてしまったんです。それで9月29日からの戸田で、今のヘルメットに変わりました」と少し恥ずかしがりながらも教えてくれた。

 ヘルメットはピンクを主張。「師匠の(原田)幸哉さんと同じヘルメットです。最初にヘルメットをデザインする時は、幸哉さんと一緒のにしようと決めてました。イニシャルが自分のH・Kと登番が違うだけで、あとは全部一緒です。ピンクは目立つから恥ずかしいけど、すごく映えるので気に入っています」と満面の笑みでヘルメットを抱えていた。

 大けがを乗り越えて、今年の5月5日の浜名湖で約9カ月ぶりの復帰を果たした彼女。「デビューして5節目の大村で膝をケガして手術しました。まだ30走しかしてなかったし闘病中は、焦りはありました」と苦しい闘病生活を送っていた。しかしそんな時に励ましてくれたのが2人の師匠だった。「幸哉さんと、河村了さんにいっぱい励ましてもらいました。師匠のおかげでここまで来られました」とレースをできることを喜んでいた。

 「デビュー3期目になるけど今からがスタート。膝のケガとはこれからも付き合って行かないといけないが伸びしろはたくさんあります。ヘルメットだけではなく、レースでも目立てるように頑張って行きたい」と再出発に意欲満々だった。

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