「ヴィクトリアＭ・Ｇ１」（１６日・東京）

　出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の佐野裕樹（美浦）、竹原伸介（栗東）の両トラックマンが、出走を予定する各馬をＡ～Ｄ評価しました。週末の予想にお役立てください。

　【テルツェット　Ｂ】コンパクトなトモのつくりなど見ると、まだまだこれからの印象。大事に、大事に使われてきたが、目下４連勝中。どこにそんなポテンシャルがあるのかと驚かされる。ただ、胸、肩回りは以前よりたくましさが増しており、これが回転の速さの源だろう。牝馬特有の柔らかさがあって、暖かくなったことで肌質もアップ。前走同様、いい状態で出走できそうだ。（馬サブロー美浦・佐野裕樹）

　〈１週前追い切り診断〉美浦Ｗで５Ｆ６８秒１－３９秒４－１２秒３（馬なり）。手先の軽いフォーム。先行馬に楽々並ぶと、手応えで圧倒していつでも抜け出せる勢い。最後は相手に合わせたが、数字以上の切れを感じさせた。出来はさらに上昇。