【ヴィクトリアM馬体診断】デゼル

 「ヴィクトリアM・G1」(16日・東京)

 出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の佐野裕樹(美浦)、竹原伸介(栗東)の両トラックマンが、出走を予定する各馬をA~D評価しました。週末の予想にお役立てください。

 【デゼル B】3歳春にデビュー戦の未勝利戦→スイートピーSを連勝した素質馬。今年初戦に自己条件から再スタートして、阪神牝馬Sで初重賞Vを飾った。その前走では約2カ月ぶりだったが、馬体が引き締まっており毛ヅヤも十分だった。今回さらに毛ヅヤが良化している点は、叩かれた効果だろう。オークス時には冬毛のような長い毛足に覆われていたが、それが見られないのも強調点だ。

 体長と体高のバランスから1600~2000メートルが適距離で、今回は守備範囲の一戦と言える。ただ、まだトモ高の馬体をしており成長の余地がある。下腿(かたい)の血管がうっすらと見えているが、それがくっきりとしてくれば、状態はさらに上向いてくるだろう。(馬サブロー栗東・竹原伸介)

 〈1週前追い切り診断〉川田を背に栗東CWで6F79秒8-37秒4-11秒5(馬なり)。前半から15秒を切る速いラップを刻みながらも苦しがる様子はなく、ラスト1F標識手前で僚馬を一気にのみ込むと、あとは独壇場。好時計をマークした。完全に仕上がっており、輸送がある今週はサラッと流す程度で十分だろう。

編集者のオススメ記事

馬体診断最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス