【宝塚記念馬体診断】モズベッロ

 「宝塚記念・G1」(27日・阪神)

 出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の佐野裕樹(美浦)、竹原伸介(栗東)の両トラックマンが、出走を予定する各馬をA~D評価しました。週末の予想にお役立てください。

 【モズベッロ B】昨年の宝塚記念で3着後、6カ月休養して有馬記念(15着)で戦列復帰。その有馬では冬毛が目立っていたが、使われるごとに馬体が良化し、前走の大阪杯で2着に好走した。

 約3カ月ぶりになるが、筋肉量は落ちていない。むしろ前駆の浅胸筋(せんきょうきん)や上腕三頭筋(じょうわんさんとうきん)は増加したように感じられ、トモの丸みも前走時以上と思える。ピカピカだった毛ヅヤも、変わりなく良好なままだ。ただ当時はうっすらとあばらが浮き出ていたが、今回は見えていない。胴回りの皮膚が若干厚ぼったい印象で、当日までにどこまで引き締まってくるかがポイントになるだろう。(馬サブロー栗東・竹原伸介)

 〈1週前追い切り診断〉栗東坂路で4F55秒5-39秒4-12秒2(G強め)。ハートオブアシティ(3歳1勝クラス)との併せ馬で1馬身先着。全身を大きく使ってダイナミックに登坂。追われてからもしっかり伸びた。仕上がりは良好だ。

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