【羽田盃】トランセンデンスが1冠目 小久保智厩舎と森泰斗の2日連続制覇

末脚発揮で羽田盃を制したトランセンデンス(左)=撮影・持木克友
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 「羽田盃・S1」(29日、大井)

 開催4日目の11Rで行われ、道中3番手を追走した5番人気のトランセンデンスが、直線伸びて1冠目を制覇した。逃げた2番人気のアランバローズが2着に粘り、4番人気のランリョウオーが3着に食い込んだ。なお、1~5着馬は「第67回東京ダービー・S1」(6月9日、大井)、1着馬は「第23回ジャパンダートダービー・Jpn1」(7月14日、大井)の優先出走権を獲得した。

 前夜の東京プリンセス賞に続いて、小久保智厩舎と森泰斗のコンビが栄冠を勝ち取った。2歳王者のアランバローズが離して逃げる展開。これをイグナイターとトランセンデンスが好位で追い掛け、最後の直線は粘るアランバローズを残り約50メートル地点で、外からトランセンデンスが交わした。

 「向こうが速いラップだったので、無理して脚をなくすといけないので、マイペースで行って、3~4コーナーから仕掛けた。本当に厩舎に感謝です」と森泰斗。リーディングジョッキーの読み通りのレースとなった。

 管理する小久保智調教師も「皆さんに感謝です。前走は出遅れたけど、今日はうまく流れに乗っていると見ていた」と満足げ。

 もちろん大目標は6月の東京ダービー。「強行軍が続いていたが、次はしっかり仕上げます」と、リーディングトレーナーは前夜の牝馬ケラススヴィアに続く2冠を視野に入れていた。

 アランバローズ(2着)「気が良すぎて、いつも以上に引っ掛かったが、自分の競馬はできた。相手を褒めるしかない」(左海誠)

 ランリョウオー(3着)「仕掛けたらダメだった。今日乗って良かったし、ダービーでは逆転できる」(的場文)

 チサット(4着)「初めて乗ったけど、背中がいい馬。うまくポジションを取れたが、3コーナーで置かれた。それでも最後はジリジリ伸びている」(和田譲)

 セイカメテオポリス(5着)「ゲートからゴールまで、前走の課題を修正できた。本番はもっと良くなるはず」(御神本訓)

 イグナイター(8着)「うまく3番手で運べたけど、最後はだらしなかった。原因は分からないけど、まだ経験が少ない馬だから」(矢野貴)

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