【日本テレビ盃】唯一の牝馬サルサディオーネが逃げ切り 矢野貴「非常にビックリしています」

日本テレビ盃を制したサルサディオーネ(右)=撮影・持木克友
 2着以下を突き放し逃げるサルサディオーネ(撮影・持木克友)
日本テレビ盃を制したサルサディオーネと矢野貴(撮影・持木克友)
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 「日本テレビ盃・Jpn2」(29日、船橋)

 開催3日目の11Rで行われ、2番人気で唯一の牝馬サルサディオーネが、逃げ切って重賞3連勝を決めた。交流ダートグレードは4勝目で、初めて牡馬混合戦を制した。4番手を追走した3番人気のダノンファラオが2着に追い上げ、5番人気のメイショウダジンが3着。長休明けで1番人気のクリソベリルは、直線で失速して6着に終わった。なお、優勝馬は「第21回JBCクラシック・Jpn1」(11月3日、金沢)の優先出走権を獲得した。

 目下の充実ぶりを示した。快速牝馬サルサディオーネが牡馬のビッグネームが参戦した伝統の重賞で、輝かしいパフォーマンスを披露した。手綱を取った矢野貴は「素晴らしい馬です。女馬の割にはどっしりしている。難しいことは考えず、馬のリズムを守りながら乗った。よく踏ん張ってくれました」と褒めたたえた。

 サルサディオーネはスタートを決めてハナヘ。道中は軽やかなフットワークで快走する。直線では鞍上のアクションに応えて二枚腰を発揮。猛追するダノンファラオを半馬身封じて勝利した。

 7月のスパーキングレディーカップを皮切りに重賞3連勝。とりわけ、今回は牡馬の一線級を退けての勝利だけに価値がある。「非常にビックリしています。この馬の自信になると思います。大きな花を咲かせられるように、僕自身も頑張って、馬にも頑張ってもらいたい」と鞍上はさらなる飛躍を期待していた。

 ダノンファラオ(2着)「初めて乗ったけど、ゲートでの駐立が良くなかった。それでも、砂をかぶってもよく頑張っていた」(横山武)

 メイショウダジン(3着)「課題のゲートは少し遅れたけど、最後までよく頑張った。オープンでもやれるメドは立った」(幸)

 ラストマン(4着)「馬の調子は良く、もう少し前に付けたかったけど、リズムを考えた。最後はジワジワ伸びていた」(菅原明)

 ノンコノユメ(5着)「いやあ、このメンバーでよく走ってるね」(真島大)

 クリソベリル(6着)「1年ぶりで息はしんどかったが、返し馬でも、レース中も、本人が競馬を楽しんでくれている様子だった」(川田)

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