【埼玉新聞栄冠賞】1番人気のタービランスが連覇 笹川翼「いい手応えでよく伸びた」

完勝で埼玉新聞栄冠賞を連覇したタービランス(右)=撮影・持木克友
埼玉新聞栄冠賞を連覇したタービランス=浦和競馬場(撮影・持木克友)
埼玉新聞栄冠賞を連覇したタービランスと関係者=浦和競馬場(撮影・持木克友)
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 「埼玉新聞栄冠賞・S3」(20日、浦和)

 開催3日目の11Rで行われ、タービランスが連覇を達成した。最終3角から進出した1番人気は、直前で後続を置き去りにして圧勝。重賞7勝目を飾った。6番人気のハイランドピークが末脚を伸ばして2着に食い込み、先行した4番人気の古豪リッカルドが3着に粘った。なお、1着馬は「第42回浦和記念・Jpn2」(11月23日、浦和)の優先出走権を獲得した。

 昨年以上の強さでタービランスが連覇を達成した。有観客開催でスタンドのファンの支持に応え、最終3角を外から進出すると、ライバルたちをねじ伏せた。昨年が2着に半馬身差の接戦。今年は2着ハイランドピークに3馬身差の完勝だ。

 「少しモサッと出て、いつもより行き脚が付かなかった」と笹川翼は首をかしげたが、それもレース序盤だけ。2周目の向正面で中団から早めに仕掛けると、逃げたトランセンデンスら先行馬をまくって、最終4角では先頭に立った。「いい手応えでよく伸びた。最後は少し遊んだけど、リードがあったので」と鞍上にとっても連覇達成となった。

 昨年も5月の大井記念から休み明け。「今年も夏休みを順調に過ごした」と管理する水野貴師はローテを再現して勝利につなげた。次走については「状態を見ながら考えたい」と指揮官は慎重な姿勢だが、昨年4着の浦和記念での雪辱に期待がかかる。

 ハイランドピーク(2着)「手応え良く伸びていたが、勝ち馬が強くて差が縮まらなかった」(本田重)

 リッカルド(3着)「タービランスが強いので、それより前で理想通りの競馬。もう一丁勝ちたい」(矢野貴)

 キングガンズラング(4着)「初めて乗ったが、おとなしくて折り合いもついた。もう少し前の馬が頑張ってくれていれば」(和田譲)

 エメリミット(5着)「いい位置につけられたが、少し引っ掛かっていたし、ハナの方が良かった」(山口達)

 トランセンデンス(9着)「4コーナーで挟まれたのが痛かったけど、3歳馬で58キロを背負ってよく頑張っている」(森泰斗)

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