ケイバ熱盛ブログ「成功者は知っている引き際の大切さ」(7月16日)

 こんにちは、栗東・山本です。今週月曜、火曜はセレクトセールの取材。2日間で史上最高額となる225億5600万円を売り上げる大盛況ぶりを見せましたが、中でも目立ったのは今年から馬主業に参入する(株)サイバーエージェント代表取締役・藤田晋氏の“爆買い”でしょう。

 既報の通り、お買い上げ総額は23億6700万円。僕が600年くらい働いてやっと稼げるお金ですね。セリ全体の1割を占める、本当に豪快な買いっぷりでした。とはいえ、むやみやたらに買いまくった…ということではないようです。

 「事前に戦略を立てていて、非常にうまく行きました。馬単位で予算を決めていて、降りるところはきっちり降りていました」とは、初日を終えての藤田氏。

 3億円(価格は全て税抜き)で落札した「ファイネストシティ20」(牡、父ロードカナロア)は、「3億円を超えたら降りようと思っていました」。2000万円スタートから2億6000万円まで上がった注目の「ギエム20」(牡、父シルバーステート)も競っていましたが、予算を超えると素直に諦めていました。

 やろうと思えばできるんでしょうが、決して“札束で黙らせる”なんてことはせず。さすが、成功者は引き際が潔いんでしょう。馬券を外す→腹が立つ→次のレースに追加投資…という悪循環を繰り返す僕は、二度と成功できないんだなと思い知らされました。改めねば。

 藤田氏が代表取締役を務める(株)サイバーエージェントの子会社サイゲームスは、ご存じの通り「ウマ娘」を展開。ゲーム内では“メジロ”血統が活躍しているようで、「メジロツボネ20」(牡、父ハーツクライ)を1億5000万円で落札し、「メジロにはやたらと好感がありました」と笑っていました。

 ちなみに、自身の所有馬のウマ娘出演(?)は「今のところ考えていなかった」とのこと。ただ、「向こう30年、馬主をやるつもりで土台を作ろうと。これからはディープ、キンカメの時代ではありませんし、次の種牡馬を探すつもりで買いました」ということなら、自然とゲームに出られるくらいに活躍しても不思議ではありませんね。

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