ケイバ熱盛ブログ「珍名2歳馬『俺たちは強い』、『豚の角煮』も侮れない!?」(8月12日)

 こんにちは。刀根です。さっそくですが、今週の美浦で仕入れた2歳馬情報をさくっと紹介します。

 まずは6月の東京新馬戦を快勝したアライバル(牡2歳、美浦・栗田)から。11日には新潟2歳S(8月29日、新潟)に向けた2週前追いが行われました。美浦Wで5F66秒2-37秒6-11秒7となかなかの好時計をマーク。帰厩後も落ち着き十分の様子で、栗田師は「レースを一度経験して、精神的にも成長していますね。牧場との連携がうまくいきました」と順調な調整に納得の表情です。わざわざルメールが主戦場の北海道から暑い新潟に駆けつけるというだけあって、勝負気配は大アリでしょうね。

 そして僚馬のオレタチハツヨイ(牡2歳、父ダイワメジャー)も、馬名通りに強そうな馬です。21日の新潟5R(芝1200メートル)でデビューを予定しており、「顔も体つきも父にそっくり。まだ緩い面はあるけど、スピードはありそうですよ」と指揮官。鞍上に目下絶好調の現役最年長ジョッキー・柴田善を配し、初陣Vを狙います。

 そうそう、先週7日の新潟新馬戦(芝1600メートル)で最下位17着に敗れたブタノカックーニ(牡2歳、美浦・松永康)ですが、レース後に菅原隆一騎手が「この暑さで馬が参っていたみたいです。条件もダートの短いところの方がいいかも。今回は参考外でいいと思いますよ」と敗因を語っていました。馬名の由来はもちろん「豚の角煮」。見限るのはまだ早そうです。

 28日の新潟6R(牝馬限定、芝1600メートル)でデビューを予定するサークルオブライフ(牝2歳、父エピファネイア、美浦・国枝)は攻め気配が目立つ一頭。国枝師も「牝馬にしては馬格があっていい感じ」と手応えをつかんでいました。なお、同レースには「軽い走りで新潟は合っている」と手塚師が語るソネットフレーズ(牝2歳、父エピファネイア)も出走を予定。なかなかの好メンバーになりそうです。

 母が14年桜花賞馬アユサンという良血エンギダルマ(牡、父ルーラーシップ、美浦・手塚)は、9月11日の中山5R(芝2000メートル)で初陣を迎えます。「現時点で510キロ。この血統で初めての牡馬だし、馬格がありますね」と手塚師です。

 素質馬ぞろいの宮田厩舎からは、インダストリア(牡2歳、父リオンディーズ)が秋の東京開催デビューを目標にしています。異父兄は重賞3勝を挙げているケイデンスコール。「我が強いタイプですが、かなりのオーラを感じます。うちの厩舎の2歳では3本の指に入りますよ」と話す宮田師のコメント通りなら、かなりの器と見てよさそうです。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ケイバ熱盛ブログ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ケイバ熱盛ブログ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス