ケイバ熱盛ブログ「おもしろくないG1回顧録(23)」(10月18日)

 どうも、面白くない記者の小林です。まずは、どうでもいい記者の秋華賞予想結果から。1着△アカイトリノムスメ、2着○ファインルージュ、3着△アンドヴァラナウト。◎ソダシは10着でした。これで秋のG1シリーズはスプリンターズSに続き2連敗となってしまいました。

 最もレベルが高かった桜花賞組が中心で、春の勢力図と大きな変化はないと予想した。その結果、桜花賞4着アカイトリノムスメが勝ち、3着ファインルージュが2着。読み筋は間違っていなかったが、肝心の桜花賞馬ソダシが見せ場なく敗退。これでは…。

 ソダシのレース運びは完璧だったと思う。エイシンヒテンを行かせて2番手をキープ。ペースも前半5F通過が61秒2と前有利の流れ。7F目から11秒5、11秒3とペースアップしたものの、レースの形としては何ら問題ないレベルだった。それなのに、桜花賞や札幌記念を今回よりも厳しい競馬で勝ってきたソダシが直線で全く抵抗できず、ズルズルと馬群に沈んでいったあの負け方は何とも不可解。状態面など、とても気になるところだ。

 一方で勝ったアカイトリノムスメは大舞台で力を発揮したな、というイメージ。この中間、馬の様子を見ていて、まだ成長の余地を残しており、本格化するのは古馬になってからだと踏んでいた。さすがは牝馬の国枝師といったところか。師の秋華賞成績は10年アパパネ1着、18年アーモンドアイ1着、19年カレンブーケドール2着、20年マジックキャッスル2着、そして今年と、これまで10頭を送り出して3勝、2着2回と抜群の成績を残している。

 牝馬に限ったことではないが、夏をうまく越すことは難しいとされている3歳馬。セオリー通りなら前哨戦を使うところだが、アカイトリノムスメはオークス2着後、前哨戦を使わずに直行で本番に向かうローテを選択。この形で見事に結果を出したように、師は女性の心が分かっている。

 祖母ソルティビッド、母アパパネ、そして同馬と3代に渡って管理するトレーナー。祖母は02年フェアリーS2着が最高で重賞Vを成し遂げることはできなかったが、母は牝馬3冠を含むG1V5。そして、その娘もG1馬へ。これはすごいことだと思う。

 すごいと言えば、金子真人オーナーもそう。先週の京都大賞典ではマカヒキが復活Vを果たし、今回もソダシは敗れたものの、しっかりとVを射止めた。以前から分かっていたことではあるが、この方は普通の人とは違う何かを持っているのだろう。それを改めて感じた今年の秋華賞でした。

 〈おまけ〉レース当日はBSイレブンの競馬中継に出演させてもらった。絶対に当てなければならないという気持ちで挑んだコーナー「3連単プラチナム」を外し、秋華賞も本命にした白毛のアイドルホースが直線で失速。意気消沈して帰宅すると、もうすぐ10カ月になる息子が笑顔で出迎えてくれた。わが家のアイドルに救われた気がした。

 【秋華賞】(買い目はレース当日のデイリー紙面に掲載)

 〈馬連〉

4-14 3000円

4-7 2000円

4-9、12 各1500円

4-10、11 各1000円

購入額 1万円

払戻金 0円

【G1回顧録トータル収支】

マイナス5万7570円

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ケイバ熱盛ブログ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ケイバ熱盛ブログ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス