ケイバ熱盛ブログ「おもしろくないG1回顧録(24)」(10月25日)

 どうも、面白くない記者の小林です。まずはどうでもいい記者の菊花賞予想結果から。1着△タイトルホルダー、2着○オーソクレース、3着△ディヴァインラヴ。◎ヴァイスメテオールは16着でした。秋のG1シリーズは3連敗。情けない。

 勝ったタイトルホルダーは強かった。逃げ切って5馬身差の快勝。皐月賞で2着と力を示したものの、ダービーは不得手な瞬発力勝負になったことで6着に敗退。秋初戦のセントライト記念は直線で前が壁になり、不完全燃焼の競馬で13着となったが、本番でビッグタイトルをつかんだ。

 鞍上の横山武は完ぺきなレース運びだった。前半5Fの通過は60秒0。その後はペースダウンを図り、勝負どころのラスト4F目から再びペースアップしてそのまま押し切った。ちなみに逃げ切りVは98年セイウンスカイ以来で、その時の鞍上は父の横山典だった。

 この2つのレースをラップで比較すると、セイウンスカイは前半3F36秒5、5F59秒6。後半5F59秒3、3F35秒1。タイトルホルダーは前半3F35秒1、5F60秒0。後半5F59秒2、3F35秒1。京都と阪神とのコースの違い、前半3Fが今年の方が速いという点はあるものの、全体的なペース配分は似ている。

 前半はやや速いペースで入り、中盤で一気に落とす。そこで脚を温存し、勝負どころで加速して後続に脚を使わせ、最後はそのままの勢いで押し切る。当たり前の戦法であり、誰もがやろうとするが、馬の力と周りの状況が合致しなければできない。

 父がやってのけた3000メートルを逃げ切るにはこれしかないというレース運びを、23年後に息子が再現したな、と思った今年の菊花賞でした。

 〈おまけ〉菊花賞の裏で開催されていた新潟で、熊沢騎手がJRA障害通算最多となる255勝を達成した。熊沢騎手で思い出す馬。オールドファンだとダイユウサク、ヤングだとテイエムプリキュアの出そうだが、記者が思い浮かべるのは、高崎競馬のトラックマンを辞めた97年の群馬記念を勝ったストーンステッパーだ。人生の転機となったこの年は、いろいろなことがあった。東京競馬場で仕事をしながら、当時のことを思い出した。

 【菊花賞】(買い目はレース当日のデイリー紙面に掲載)

 〈馬連〉

15-18 2000円

15-8・3・11・14 各1500円

14-2・5 1000円

購入額 1万円

払戻金 0円

【G1回顧録トータル収支】

マイナス6万7570円

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