神戸市長は自身のワクチン優先接種を否定「通常の方法で」

5月13日の市長定例会見で、久元喜造市長が新型コロナのワクチン管理問題を謝罪。合わせて、自身の接種方針について語った。

5月11日、保冷しなければならないワクチンの管理が徹底されず、960回分のワクチンを廃棄する事故が発生した神戸市。「貴重なワクチンを無駄にし、各方面にご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます」と、久元市長はあらためて謝罪した。

この事態を受けて神戸市は、ワクチンに関するマニュアルを改定。また5月14日付けで新たに「ワクチン管理監」という局長級の人材を配置し、ワクチン対策室にも職員を3人増員(ほか兼務1人)すると発表した。

そんななか、兵庫県三田市や神河(かみかわ)町などほかの自治体では、接種対象の年齢に達していない首長が先にワクチンを接種したという報道も。

ネット上では「不公平ではないか」という批判の一方で、「自治体トップが感染すれば(コロナ対策の)指揮ができなくなる」「これを問題視するから接種が進まないのでは」と擁護する声もあり、賛否両論だ。

ひるがえって神戸市では現在、75歳以上からワクチン接種を進めており、67歳の久元市長はまだ対象外。ワクチン接種を受けていない。

自身の接種について市長は、「自分の年齢が対象になったら、通常の方法で予約して接種を受けたい。自分は市長だからといって、何らかの方法で先に打つべきではないと考えている」と見解を述べた。

最後に「いちおう私は、お助け隊(ネット予約のサポート)の力を借りなくても、予約できると思う」と加え、会見の場を和ませた。

取材・文・写真/合楽仁美

(Lmaga.jp)

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