理科の知識でサバイバル、ドラマ「漂流兄妹」が3週連続放送
理科の知識で無人島生活を生き抜く様子を描き昨秋放送された、サバイバルドラマ『漂流兄妹』(Eテレ)。第1弾の再放送と合わせて、その続編が8月15日から3週にわたって放送される。
突然の嵐に巻き込まれて無人島に漂流し、漂流物と理科の知識を駆使しながら生き抜こうとする兄・しゅんや(板橋駿谷)と妹・さくら(井上咲楽)の兄妹を描く同ドラマ。
2021年10月に放送された第1弾では、「紙で作った鍋で、魚の煮込み料理はできる?」「ペットボトルで、電気を使わないクーラーは作れる?」「虫眼鏡とラムネ瓶のビー玉で望遠鏡は完成する?」といった生きる術を、理科の知識をヒントに解き明かしていった。
放送後には、SNSで「漂流教室みたいでためになりそうな感じがした」「これ実用的で面白いな」「サバイバル知識というより兄妹の狂ったテンションが面白かった」と反響。さらに「続編作ってくれないかな」「ぜひとも続編お願いします!」と要望も上がっていた。
今回、第2弾・第3弾の決定に兄役の板橋は、「まさか、続きがあったとは! 今回も冷たい風がふきつけようが、雨が降ってこようが…、妹・さくらとハイテンションで無人島を生き抜きます。お茶目な兄妹を好きになってもらえますよう、全力でロケをしています」とコメント。
また、妹役の井上は、「こんなことが無人島でできるなんて…。普段使ってるコレ、こういう仕組みだったんだな、と思わず納得してしまう学びがたくさんありました。ぜひみなさんドラマを観て『漂流スキル』を上げてください」と話している。
実際の撮影は自然に翻弄されたようで、チーフプロデューサーの成松弘明さんは、「屋外ロケなので、晴天もあれば雨も降る。それに海岸なので風向きや風の強さをもろに受けます。撮影をする前、スタッフは実験のシミュレーションをおこなっていますが、現場では全然うまくいかないことは多々。『本当にこれできるのか?』、現場はそんな緊張感の連続」と明かす。
第2弾は「蒸発の知識を使って海水を煮詰める塩づくり」「SOSを発信する熱気球づくり」などに、また第3弾は「空気の振動が音になるという知識でSOS笛づくり」「魚は音に敏感という習性を利用した罠でヤマメ捕り」などに挑戦。
放送は15日・22日・29日の夜7時より、Eテレにて。
(Lmaga.jp)