「ここほんまに心斎橋?」大型トカゲに繊細なエイなど、アマゾンの希少動物がパルコに集結

累計75万部を突破した、ゆるゆる4コマまんがとしっかりとした解説で知識が身につく新感覚図鑑「ゆるゆる図鑑」シリーズ(株式会社Gakken発行)。そのシリーズの中でも人気の一冊『ゆるゆるアマゾン図鑑』の世界観をもとにした生体展『ゆるゆる図鑑アマゾン展』が「心斎橋パルコ」(大阪市中央区)で7月19日にスタートした。

本展では、ざばざばアマゾン(魚類)、もふもふアマゾン(ほ乳類・鳥類)、のそのそアマゾン(昆虫・クモなど)、ぴょぴょんアマゾン(両性類・は虫類)の4つのゾーンに分け、イラストや漫画なども交えてアマゾンのいきものを紹介。初日は開場直後から「夏休みに入ったばかり」という親子連れや、カップルなどが来場。世界最大の熱帯雨林であるアマゾンの珍しい生物が大阪市内でみられるとあり、「ここほんまに心斎橋?」と動物の様子に見入ったり、撮影を楽しんだりしていた。

本展のいきもののお世話をされている「名東水園」の八木さんに、展示されているいきもののエピソードなどをうかがった。

──ほかの施設などで見られない、珍しいいきものはいますか?

苦手な方もいるかもしれませんが、「ペルベジャイアントムカデ」はなかなか日本で見られません。今回展示しているのは人で言う高校生くらいの大きさの個体で、もっと大きくなって40センチくらいにはなるムカデです。活発に動いていることが多いので是非観察してみてください。

──アマゾンの生き物を、日本の商業施設の環境でお世話するのは大変ですね。いきもののお世話で苦労されていることはありますか?

例えば、ヘラクレスオオカブトはアマゾンの生き物ですが、夜行性で暑いのがとても苦手。その性質にあわせ常に環境を20~25度をキープしています。また、淡水エイの「モトロ」はかなり繊細です。水にうるさいいきもので、ただ水をきれいにするだけでもダメ。水質が変わると具合が悪くなってしまう。毎日スタッフが少しずつ少しずつ水を変えて、ベストな環境を作っています。

◆ 初日来場者の反応は…?

いきもののガチャガチャコーナーで楽しんでいた、大阪市内からきた動物大好き小学2年生男子に感想を聞くと「一番好きなのはレッドデクー。大きくてかわいかった。マタマタ(カメの一種)もなかなか見つけられなくて面白かった」と回答。お父さんは「駅近のパルコで珍しい生き物がみれるとXで知って早速来ました。良い夏休みのはじまりになりました」と話していた。

企画担当者は「福岡からの巡回展としてスタートした本展ですが今回展示生体の数も増えました。『ゆるゆるアマゾン図鑑』に掲載されていない珍しい大型のトカゲ「レッドデクー」は目玉です。書籍で人気の動物イラストや4コマのアクリルスタンドなど、大阪限定のオリジナルグッズにも力を入れたので、是非そちらもチェックしてください」と話す。

本展示は9月1日まで、「心斎橋パルコ」14階PARCO GALLERYで開催中。夏休みのおでかけや自由研究にも役立ちそうなので、チェックしてみては。

(Lmaga.jp)

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