京都・賀茂川の鮎釣りで生計たてる、生粋の「鮎漁師」に迫る「収入はサラリーマンの半分、でも好きでやってる」【LIFE ~夢のカタチ~】

「夢」をキーワードに人生の輝く瞬間を浮き彫りにするドキュメント番組『LIFE ~夢のカタチ~』(ABCテレビ)。7月27日放送回では、今が最盛期の「鮎釣り」を26年間続ける、生粋の「鮎漁師」に密着する。

美しい姿から「清流の女王」とも称される川魚の鮎。生きたおとりの鮎に針をかけて釣り上げる「鮎の友釣り」は釣りの醍醐味。そんな鮎釣りだけで生計をたてることがなかなか難しいなか、その腕一本で暮らすのが生粋の鮎漁師・澤健次さん。澤さんが釣り上げる鮎は料理人も絶賛し、名店の味を支えている。

京都の賀茂川を管理する漁協の組合長も務めている澤さん。5月末、賀茂川の鮎釣りの解禁日には、夜明け前から事務所で待機し、魚を釣るための入漁証を求めてやって来る釣り人たちに備えている。

漁協の仕事を終えた澤さんは、解禁日を迎えた福井県の川に竿を下ろすという澤さん。条件が良ければ1時間で20匹以上釣れることもあれば、思うように釣れないときも。澤さんのように鮎釣り一本で生計を立てていける人は、決して多くないのが実情だ。

賀茂川が流れる豊かな自然とともに育った澤さんは、父に教わった「鮎の友釣り」に夢中に。鮎釣りで生きていこうと決めたのは23歳、以来26年間、鮎釣り1本で生活している。「収入はサラリーマンの半分ぐらい。でも、好きだからやってる」。離婚し、今は一人暮らしだが、「鮎菜」と名付けた一人娘とは今も一緒に釣りを楽しんでいるという。

鮎は賀茂川を遡上するが、それを阻むのが高さ1m以上もある堰(せき)。組合長として水辺環境を変えるための活動にも熱心な澤さんは、組合や市民たちと連携し、鮎の遡上を手助けする「魚道」も設置した。

6月下旬、岐阜県の長良川で友釣りの達人たちが集う「全日本アユトーナメント」が開催。各支部で予選を勝ち抜いた64人の腕自慢が王座を目指して戦うというもの。決められたエリアで1対1の釣りバトルが展開され、澤さんもその勝負に参加する。

この模様は7月27日・昼11時より放送される。

(Lmaga.jp)

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