丸山隆平、地元・京都での舞台公演へ意気込み「逃げずに向き合う気持ちを大切に」

SUPER EIGHTの丸山隆平が、初めて本格時代劇に挑戦した舞台『浪人街』。ほぼ1カ月に渡った東京公演、その後は名古屋公演に続き、4月2日~10日には出身地・京都でも上演される。東京公演千穐楽を目前に控えた丸山が会見をおこない、地元公演に向けた意気込みを語った。

■ 「僕自身も、ろくでなしな所はある」(丸山)『浪人街』は、原田芳雄主演で1990年に公開された同名映画の舞台化。幕末頃の江戸の町を舞台に、しがない浪人たちがとある事件をきっかけに、自分たちの誇りを取り戻す戦いに挑む様を描いていく。丸山が演じるのは、酒と博打におぼれ、女にたかって生きているダメ男・源内だ。

丸山は源内について「世の中から目を背けて、好き勝手に生きている野良猫みたいな奴。役柄としてはろくでなしですね」と表現しつつ、「僕自身も、自分にしかわからないろくでなしな所はあるし、人のことは言えないなって(笑)。そこからどういう風に逃げずに向き合うのか? という気持ちを大切にしていますし、苦しい思いにどうか負けていただきたくないという、(観客への)応援のメッセージがあるようにも思えます」と語る。

公演中の現在の心境については、「青春をみんなでやっているよう」。「今もみんなで殺陣の朝練をやって、円陣を組んで喝を入れたりして。時代劇は現代劇とは言葉が違ったりする分、すごくその世界観に自分たちがトリップできるので、毎回楽しみながらやっています」と笑顔をみせる。

また、「その時代の人々の価値観や生き方を、楽しみながら学ぶことができるのが時代劇の醍醐味。究極のエンタメだと思います」と、時代劇の魅力にすっかりハマっている様子だ。

京都公演の会場は、京都のランドマークの一つである芝居小屋「南座」(京都市東山区)。「小さいころからある場所に、まさか自分が立つことになるとは想像もしてませんでした。勝手ながら、凱旋公演みたいな気持ちです」と期待を語る。

さらに、「たくさんの宝物が散らばっていて、自分のなかの宝物を探しに来ていただけるような芝居。故郷に錦を飾るとはこのことなので、大入りになってくれたらなあと思います」と観劇を呼びかけた。

丸山以外には、玄理、入野自由、藤野涼子、板尾創路などが出演。舞台版の脚本は倉持裕、演出は一色隆司が務める。チケットはS席1万3500円、A席9500円で、現在発売中(一部完売の回あり)。

取材・文/吉永美和子

(Lmaga.jp)

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