万博で「サウナ」ってあり!? 予約殺到でサウナーも満足「新しい経験が出来てよかった」
4月13日に開幕した『大阪・関西万博』(会場:夢洲)では、海外をはじめ多彩なパビリオンが出展中。そのなかでも西ゲートエリア付近のパビリオン「太陽のつぼみ」は、新感覚の「サウナ体験」ができる場所になっている。現在は無料で参加できるとあって、抽選予約で8割が埋まっているそうだ。
■ 音・光で楽しむ、新しいサウナサウナと言えば木造で作られたハコが多いが、同パビリオンのサウナ室では外装などに最新の「ETFEフィルム」を使用。断熱性と力強さを備えており空気を抜くとコンパクトに収納ができる素材で、万博終了後も再構成・再利用ができるようになっている。
また、同パビリオンのテーマは「サウナリチュアル」。サウナを「ただ汗を流す行為」と捉えず、心身の浄化や精神的なリフレッシュを目的とした行為として捉える考え方だ。担当者は「難しく感じるテーマかもですが…年齢や性別を超えて、みんなで同じ体験ができることを自由な思いで楽しんでほしい」と言う。
今回は14人1チームのグループで、音響や照明の演出を感じながらサウナが楽しめる空間になっている。サウナはスチームで70~80度程度。ガイドによるアナウンスを聞きながら、ロウリュ(サウナ石など熱源にアロマ水を注ぎ熱の蒸気を発生させ、その蒸気を団扇で仰ぐことでカラダに熱風を吹き付け発汗を促進するサウナ入浴法)などで汗を流したあとは、16度程度の水風呂へ。
水風呂に潜ると、海の音やイルカ、くじらの鳴き声が聞こえる音響を取り入れており、それもリラックス効果に繋がるという。そして、今回のサウナで珍しいのは外気浴のみならず、ブレインスリープマット(身体に合った寝姿勢とフィット感を感じられる最新マット)に寝転び、内気浴ができる点がポイントだ。中心部でゆっくりと流れる水の音を聞きながら、「ととのう」時間が楽しめる。
予約者は日本人が9割で、サウナーを筆頭に、初心者の体験者も多いそう。開幕日(4月13日)最初の枠には特にサウナに普段あまり入らないという人が多数見られた。サウナーからは「新しい経験が出来てよかった」、初心者からは「入り方をガイドしてくれたおかげで安心して楽しめた」との声が挙がっている。
そのほか、夜は限定の光の演出もあるなど、まさに新感覚サウナ体験ができる施設になっている。サウナは合計で3セット。完全予約抽選制(参加費は無料、ドリンク付き)。更衣室はサウナ室に隣接しており、水着は持参または購入。タオルは無料レンタルあり。サウナハットなどのオリジナルグッズも販売中(グッズだけの購入も可)。予約などの詳細は『大阪・関西万博』公式サイトにて。
(Lmaga.jp)
