山口俊、開幕メジャー入り逃がす 帰国せず、マイナーからメジャー再昇格目指す
ジャイアンツとマイナー契約を結び、メジャーキャンプに招待選手として参加していた山口俊投手(33)が開幕メジャー入りを逃がした。球団が28日(日本時間29日)、同投手のマイナーキャンプ行きを発表した。
山口は19年オフに巨人からポスティングシステムを使ってブルージェイズと2年635万ドル(約7億円)で合意。昨季はリリーフで17試合に登板したが、2勝4敗、防御率8・06と振るわず、今季のチームの構想から外れた。
2月上旬に自由契約になった後、ジャイアンツとマイナー契約で合意。オープン戦では4試合に登板し、前日27日のマリナーズ戦では2回無安打無失点を記録するなど、防御率1・50と好投していた。
ジャイアンツとの契約には開幕ベンチに入れなかった場合、FAを選択できる条項も含まれていると言われているが、大リーグ関係者は「このまま球団に残ると聞いている」と話しており、今後はマイナーキャンプに参加し、5月に開幕する3Aでメジャー再昇格を目指すことになりそうだ。