アスレチックスなどで活躍し、ＭＬＢ最多通算１４０６盗塁＆２２９５得点などの記録を持つリッキー・ヘンダーソン氏が死去した、と２１日（日本時間２２日）、複数の米メディアが伝えた。享年６５。一部報道では肺炎を患っていたという。

　ヘンダーソン氏は７９年にアスレチックスでメジャーデビュー。快足を武器に８０年に年間１００盗塁、８２、８３年には１３０盗塁、１０８盗塁を記録するなど、８６年まで前人未踏の７年連続盗塁王を獲得。９８年には３９歳で６６盗塁をマークし、自身１２度目のタイトルを手にした。

　同氏は足だけでなく、強打の１番打者としても敵軍から怖れられた。９０年には打率・３２５、２８本塁打、６１打点、６５盗塁、１１９得点、ＯＰＳ１・０１６でＭＶＰにも選出された。

　０３年までメジャー生活２５年間でアスレチックス、ヤンキース、パドレス、メッツ、マリナーズ、レッドソックス、ブルージェイズ、エンゼルス、ドジャースの９球団でプレー。通算３０８１試合、３０５５安打、打率・２７９、２９７本塁打、１１１５打点、１４０６盗塁、２２９５得点、球宴１０回、ワールドチャンピオン２回など、輝かしい成績を残し、０９年に殿堂入りしている。