米プロバスケットボールＮＢＡのレーカーズに所属する八村塁（２６）は２１日（日本時間２２日）、イチロー氏が米国野球殿堂入りを果たしたことに「小さい頃に野球を始めた時はイチローさんのことを見ていたし、すごく尊敬している。偉大な選手だといつも思っている。素晴らしい」と祝福した。

　名前の塁は野球に由来する。元野球少年の八村はイチローさんに憧れ、打席に立った時の弓を引くようなポーズをまねしていたという。

　１９年に日本選手で初めてＮＢＡドラフト１巡目指名を受けた際、イチロー氏がメディアを通じ「ゼロから１というのは大変なんですよ。１人目というのは常に困難が伴うけど、障害を乗り越えていってほしい」などと励ましの言葉を贈ってくれたことに感謝する。「偉大な選手からそうやって声をかけられたこともすごくうれしいし、僕ももっと頑張っていきたい」と気持ちを新たにした。

　この日はロッテからポスティングシステムで米大リーグ、ドジャース移籍が決まった佐々木がロサンゼルスの試合会場を訪れ、八村と対面した。

　八村は「こんにちは。おめでとうございます。頑張ってください。ＬＡへようこそ」と激励。佐々木はレーカーズがウィザーズと対戦した試合を観戦し、第１クオーター途中に大型ビジョンで紹介されると手を振って応え、歓声を浴びた。