ドジャース、カブスとのトレード成立を正式発表 救援陣再編で元広島ブレイジャー放出 ベテラン右腕は鈴木誠也と8年ぶりタッグ
大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希の3投手が所属するドジャースは4日(日本時間5日)、3月に東京で開幕戦を迎えるカブスとのトレード成立を発表。1月30日(同31日)にメジャー40人枠から外したライアン・ブレイジャー投手(37)と引き換えに金銭または選手(後日発表)を獲得した。
ドジャースは今オフ、先発陣とともに救援陣の強化に着手。トライネンと2年2200万ドル(約34億円)で再契約し、FAのスコットとは4年7200万ドル(約112億円)の大型契約を結んだ。さらに、メジャー11年のキャリアを持ち、19年セーブ王のイェーツと単年1300万ドル(約約20億2000万円)で合意。メジャー40人枠を空けるためにブレイジャーを事実上の戦力外扱いにした。
ブレイジャーは17年に広島でプレーした後、18年にレッドソックスでメジャー復帰し、セットアッパーとしてワールドシリーズ制覇に貢献。19年には62試合、22年には68試合に登板した。23年途中にドジャースへ移籍し、39登板、防御率0・70の快投。同年オフに2年900万ドル(約14億円)で契約を延長したが、昨季は右足ふくらはぎのけがで長期離脱し、29試合の登板に終わった。メジャー通算成績は297登板、10勝8敗10セーブ、防御率3・85。今季年俸は450万ドル(約7億円)。
カブスには元広島の鈴木誠也外野手が所属。ブレイジャーは8年ぶりにチームメートとなり、球団5年ぶりのポストシーズンを狙う。