ドジャースが完封負け 大谷翔平は2打席交代で東京ドームがどよめく ロバーツ監督「計画通り」特別ルールで九回裏を実施

 1回、才木の前に空振り三振を喫した大谷(撮影・伊藤笙子)
 1回、才木から空振り三振の大谷(撮影・金田祐二)
 5回、戦況を見つめるロバーツ監督(右)=撮影・中田匡峻
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 「プレシーズンゲーム、阪神3-0ドジャース」(16日、東京ドーム)

 ドジャースが阪神に完封負けを喫した1番・DHで先発出場した大谷翔平投手は2打数無安打でベンチに退き、代打がコールされると東京ドームが大きくどよめいたが、ロバーツ監督は「計画通り」と説明した。

 大谷は才木に対した第1打席。2球で追い込まれると、ここから3球連続でスプリットを続けられ、空振り三振に倒れた。三回の第2打席ではインハイの152キロに詰まらされての中飛に終わった。

 第3打席が巡ってきたところで代打がコールされると、東京ドームのスタンドは大きくどよめいた。巨人&阪神戦で4打数1安打、1本塁打、2打点、1四球で調整完了となった大谷。18日のカブスとの開幕戦へ向かうことになる。

 先発のスネルは三回までパーフェクト投球も、四回につかまった。無死一、三塁から佐藤輝に先制3ランを献上。18、23年にサイ・ヤング賞を獲得している超一流投手だが、一発に泣いた。六回からマウンドに上がったグラスノーは特別ルールの九回もマウンドに上がり、4回無失点7Kと順調な調整ぶりを見せた。

 打線は才木を捉えきれず、5回まで1安打。以降もリリーフ陣に苦しめられた。15日は巨人を相手に大谷やテオスカー・ヘルナンデス、コンフォルトの本塁打で快勝。一夜明けて、阪神には打線沈黙となった。

 ロバーツ監督は試合後、阪神を「いい球団。守備もしっかりしていた」と評した。大谷の交代については「いいスイングをしていた。2打席は今日の計画通り」と語った。体調不良が危ぶまれるベッツについては「明日の練習に参加して様子を見る」と慎重な姿勢を崩さなかった。

 18日に東京ドームでカブスとの開幕戦を戦うドジャース。17日の練習を見てスタメンを決定する方針だ。

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