ドジャース グラスノーが4回無失点7K!特別ルールの九回裏にヒヤリ マウンドでバランス崩す ファンから愛称「王子」のイケメン右腕
「プレシーズンゲーム、阪神3-0ドジャース」(16日、東京ドーム)
ドジャースのタイラー・グラスノー投手が六回からマウンドに上がり、4回無失点7奪三振。だが特別ルールで実施された九回裏にはバランスを崩すなどヒヤリとさせられる場面があった。
最速160キロに迫るストレートとカーブのコンビネーションを武器に阪神打線をほんろうしたグラスノー。六回は2死から前川に左前打を浴びたが、続く木浪を3球三振に仕留めた。
七回は代打・糸原に対して判定に不服そうな表情を浮かべ、四球で出塁させた。代走・栄枝に二盗を決められるなど、2死三塁のピンチを招いたが中野を見逃し三振に斬った。
八回は3ランを放った佐藤輝を力で押し込んでの三ゴロ。続く小野寺も寄せ付けず、低めの変化球で空振り三振に仕留めた。最後は力強いストレートで見逃し三振。悠然とマウンドを降りる際には大きな拍手が降り注いだ。
本来は後攻の阪神がリードしていたため、九回裏は実施されないが、特別ルールの採用がアナウンスされた。しかし2死から栄枝に四球、小幡の内野安打、島田にも四球を与えて満塁のピンチを背負った。ここでプライアー投手コーチがマウンドへ。島田の4球目を投じる際にバランスを崩すなどヒヤリとする場面もあったが、無失点に抑えた。
グラスノーは移籍2年目。昨季は韓国での開幕シリーズで開幕投手を務めた。2メートルを超える高身長から抜群のポテンシャルを誇る右腕。昨季は前半戦で奮闘したが、故障で後半戦、そしてポストシーズンを棒に振った。
オフに右肘の手術を受け、オープン戦でも順調に登板を重ねているグラスノー。ファンからは「王子」と形容されるイケメン人気選手だ。今季は山本とともに先発ローテの柱となることが期待されている。