藤浪晋太郎、1回1安打無失点1四球 最速159キロ 駆け込みメジャー昇格へ望みつなぐ5登板連続ゼロ封 OP戦被打率・182
「オープン戦、ロイヤルズ8-7マリナーズ」(21日、サプライズ)
マイナー契約の招待選手としてキャンプに参加している藤浪晋太郎投手が6番手で3-7の七回から登板し、1回1安打無失点、1四球だった。5試合連続無失点で防御率は5・40.14球のうちストライク6球、最速159キロをマークした。
2日ぶり、オープン戦7度目の登板。今オープン戦自己最短となる1日の調整をへて臨んだマウンドは先頭打者をフルカウントから145キロスプリットで一ゴロに打ち取った後、次打者には甘く入った156キロ直球を中前へ運ばれ、さらに暴投で二塁に進めてしまう。
3人目をストレートの四球で歩かせ、ピンチを拡大させてしまったが、4人目をワンストライクから146キロスプリットで三ゴロ併殺打。大崩れすることなく、連続無失点登板を5に伸ばした。
米2年目だった昨季はメッツと1年335万ドル(約5億円)で合意したが、開幕前にマイナー3Aに降格。メジャーに昇格することなくシーズンを終えた。昨オフにマリナーズとマイナー契約で合意。6日後に迫った開幕のベンチ入りメンバーを目指し、奮投している。
ここまでオープン戦7試合、6回2/3を投げて被安打4、与四死球10、奪三振4、防御率5・40。2登板目の2月27日のジャイアンツ戦で3四死球4失点の乱調が防御率に大きく影響しているが、被打率・182、6試合でゼロに抑えている。