水原一平被告の出頭期限延期 被告側の要請、理由などは非公表
ドジャース・大谷翔平投手(30)の銀行口座から金を盗み不正送金したなどとして禁錮刑が確定した元通訳、水原一平被告(40)の収監に向けた出頭期限が24日から延期された。司法省が同日、明らかにした。被告側の要請により、延期の理由や新たな出頭日などは非公表だとしている。
カリフォルニア州の連邦地裁は2月、水原被告に禁錮4年9月を言い渡した。裁判資料などによると、3月24日正午(日本時間25日午前4時)までに連邦機関に出頭するよう命じていた。裁判資料によると、水原被告は2021年11月ごろから昨年3月ごろにかけ、違法スポーツ賭博で負けた額を取り返すために大谷選手の口座から約1659万ドル(約25億円)を胴元側に不正に送金。口座から得た金を22年の課税所得として報告せず、虚偽の納税申告もした。被告は連邦地検との司法取引に応じ、罪を認めた。