藤浪晋太郎、マイナー初登板で暴投勝ち越し点許す 制球に苦しみ1回1失点 最速159キロ
「レイニアーズ5-2エクスプレス」(30日、タコマ)
マリナーズ傘下3Aタコマ・レイニアーズの藤浪晋太郎投手が3番手で1-1の七回から登板し、1回1安打1失点、与四球1、奪三振1。課題の制球に苦しみ25球のうちストライク11球、ボール14球で1暴投を記録した。勝ち越し点を許したが、味方打線が八回に同点に追いつき、敗戦投手を免れた。チームはサヨナラ勝ちした。
2年ぶりのメジャー復帰を目指す藤浪が今季初登板。元オリックスのルイス・カスティーヨが先発で6回途中1失点と好投するなど、接戦のマウンドを託された右腕だったが、先頭打者をいきなりストレートの四球で歩かせる。次打者の打席で二盗を許して得点圏に走者を背負ったが、フルカウントから156キロ直球で右飛、3人目にはカウント3-1とボールが先行しながら直球で三ゴロに打ち取った。
2死三塁。勝負どころで悪癖がふたたび出る。左打者ハリスの打席で暴投を記録し、勝ち越し点を与えてしまう。走者なしとなった場面で右前打を許したが、後続を153キロ直球で空振り三振に仕留めてイニングを締めた。マウンドを降りる背番号「13」の表情に悔しさをにじませた。
米球界3年目の藤浪は昨オフにマリナーズとマイナー契約で合意。2年ぶりメジャー昇格を目指したオープン戦ではいずれも試合終盤に7登板、6回2/3を投げて1セーブ、1ホールド、防御率5・40、奪三振4、与四死球10四。2月27日のジャイアンツ戦で3四死球4失点の乱調が防御率に大きく影響したが、150キロ台後半の直球とスプリット、スライダー、さらには首脳陣が高く評価した新球ツーシームを駆使し、6試合でゼロに抑えていたが、メジャー開幕5日前に無念のマイナーキャンプ行きを決まった。
藤浪の代理人を務めるスコット・ボラス氏は「メジャー球団は彼のような年齢(30代)の選手がチームの助けにならない、信用していないと考えているのか、契約しようとしないところがある」と持論を展開しながら「彼の肩肘の強さは素晴らしいものがある。制球力は上がっているが、メジャー球団が求める安定感がない。試合では気持ちを落ち着かせること。彼は学習能力が高く、頭の良い選手だから大丈夫だ」と話した。