「フィリーズ３－２ドジャース」（４日、フィラデルフィア）

　ドジャースの山本由伸投手は６回３安打１失点の好投も打線の援護なく初黒星。それでも試合中にはチームメートとベンチで明るい表情を浮かべるなど、状態の良さを伺わせた。

　初回に自らの悪送球で１点を失ったが、強力なフィリーズ打線をわずか３安打に封じた山本。尻上がりに調子をあげ、粘り強く打線の援護を待った。

　降板が決まった七回表の攻撃中には隣にいたロハスと一緒に笑みを浮かべながら大谷のＣＭをモノマネするシーンも中継に映し出された。ベンチ前の柵をバンバンとたたき、打線の奮起を促すようなシーンもあった。

　気づいたファンも「由伸ウィンクまでやってて可愛い！」「かわよ♡ウィンク上手　これ大谷さんのＣＭやつねー」「ウインクしてる顔がかわいすぎる」「ロハスとデコルテポーズで遊んでる」「いじってない？」と反応。２日のブレーブス戦でも大谷がサヨナラ本塁打を放った際、デコルテポーズをしながらホームイン。チーム内でトレンドになりつつあるようだ。

　山本は初黒星を喫したが、６回１失点（自責点０）で今季初のクオリティースタートを達成。開幕から２試合連続で５回１失点と好投していた中、球数も１００球近くまで投げるなど、段階を一つ上げた形になった。