千賀滉大 5回無失点で今季初勝利の権利 走者許すも粘り腰の好投 チームの5連勝に大きく貢献
「メッツ2-0マーリンズ」(7日、ニューヨーク)
メッツの千賀滉大投手が先発マウンドに上がり、5回無失点で今季初勝利をマークした。
2試合続けてマーリンズとの対戦になる異例の組み合わせとなり、立ち上がりは制球が定まらなかった。先頭のエドワーズに左前打を浴び、続くストワーズには死球を与え無死一、二塁のピンチを背負った。それでもロペスを遊ゴロに打ち取ると、センガーの好スローイングとリンドーアの好タッチで二盗を試みたロハスをタッチアウト。千賀はビエントスにも四球を与えたが、ウインカーを遊飛に打ち取ってゼロを刻んだ。
二回こそ三者凡退に抑えたが、三回、四回と連続してピンチを招いた千賀。だがマーリンズ打線に決定打を許さない粘りの投球を見せた。五回も先頭打者に右前打で主釣りを許したが、次打者を遊ゴロ併殺打に打ち取りマウンドで拍手を送った千賀。五回も無失点に抑え今季初勝利の権利を手に降板した。
打線は三回にソトの適時二塁打で先制。八回にはテーラーのタイムリーでダメを押した。これでメッツは破竹の5連勝。フィリーズを1ゲーム差の2位で追走している。
千賀は1日のマーリンズ戦で5回3安打4失点(自責点2)、8奪三振で敗戦投手となった。フォークボールで打者をねじ伏せる本来の力も示すなど、8三振を奪い「負けたけど、収穫のある試合だった」と前向きな言葉を並べていた。