3位転落のドジャース 下位打線が得点力アップの課題に 大谷翔平の5打点はすべて本塁打 得点圏は12試合でわずか6打席

 「ナショナルズ6-4ドジャース」(7日、ワシントン)

 ドジャースの大谷翔平投手が1番・DHで先発出場し、サイクル安打の快挙は逃すも4打数3安打、1本塁打2打点をマーク。だがチームは今季初の連敗。昨季、本塁打&打点の2冠に輝いた大谷の数字をひもとくと意外な事実が浮かび上がった。

 現在、マークしている5打点はいずれも本塁打でたたき出したもの。得点圏に走者を置いた打席は12試合でわずかに6。うち4打席は四球で歩かされており、2打数ノーヒットになっている。

 ワールドシリーズを制した昨季は、シーズン途中から1番に座った大谷。下位打線で作ったチャンスを大谷ら上位打線がかえすというパターンが目立った。開幕から9勝3敗と高勝率を維持しながらも、2桁安打は一度もない。フリーマンが故障者リスト入りした影響もあり、ユーティリティープレーヤーが多くなっているのも要因の一つと考えられる。

 大谷は試合後、「チーム全体として粘り強く戦えている。雰囲気自体は悪いことはない。切り替えて勝っていくだけ」と前を向いた。この日も終盤に反撃して終わったことで「粘り強く戦えている。簡単に終わる試合がない」と強調した。

 今季初の連敗を喫したドジャース。ナ・リーグ西地区は大激戦となっており、パドレスが勝ったため、昨季王者が勝率・750で3位に転落した。下位打線の奮起が得点力アップのカギとなりそうだ。

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