「ドジャース－カブス」（１３日、ロサンゼルス）

　ドジャースとカブスがラインアップを発表。ドジャースは、大谷翔平投手が「１番・指名打者」で出場するが、１１日に右足首捻挫から復帰したばかりのフレディ・フリーマン内野手は休養のため、スタメンを外れた。カブスは前日の試合で右手首痛のため途中交代した鈴木誠也外野手が先発メンバーを外れ、欠場が濃厚だ。

　ドジャースは前日の同カードで０－１６の大敗。完封負けの試合では本拠地ワースト記録となる歴史的惨敗だった。大谷は初回に右前打を放ち、４盗塁目となる二盗を成功させたが、後続にあと１本が出なかった。先発の佐々木が味方守備陣にも助けられ、５回１失点の好投を見せたが、打線の援護がなく、メジャー初黒星。六回以降に登板した中継ぎ２投手と投手陣温存のためにマウンドに立ったベテラン内野手のロハスの３人が４イニングで１５失点。大谷は３打席に立った後、今季初めて途中交代した。

　大谷はここまで全１６試合に出場し、打率・２９５、４本塁打、５打点、４盗塁、ＯＰＳ・９４４。

　試合前にベンチで行われた囲み取材でロバーツ監督が下位打線について言及。１番大谷がここまで７２打席のうち、得点圏に走者を置いた場面が３打数（４四球を含まない）しかないことを問われると、「そのデータは評価できない」とした上で「攻撃面ではチームとしていい打席が少ないということ。今日はキケ（８番Ｋ・ヘルナンデス）とミギーロー（９番ロハス）が翔平のために出塁して、打線を盛り上げてくれることを期待している」と、下位打線のベテラン２人の奮起を促した。

　カブスの鈴木は前日の試合で２打席に立って無安打。１点リードの五回１死満塁の絶好機に打席が回ってきたが、右手首痛のために代打を送られて途中交代した。一夜明けたこの日はスタメンを外れた。試合前のフィールドでウォーキングを行っただけでクラブハウスへ戻った。

▽ドジャースのラインアップ

１番・ＤＨ　大谷　　　　　　打率・２９５　４本塁打　５打点　４盗塁　ＯＰＳ・９４４

２番・遊撃　ベッツ　　　　　打率・２８６　３本塁打　８打点　ＯＰＳ・８６５

３番・中堅　エドマン　　　　打率・２４６　６本塁打　１４打点　ＯＰＳ・８５１

４番・右翼　Ｔ・ヘルナンデス打率・３００　５本塁打　１６打点　ＯＰＳ・９２８

５番・左翼　コンフォート　　打率・２００　２本塁打　５打点　ＯＰＳ・７５５

６番・捕手　スミス　　　　　打率・３２４　１本塁打　７打点　ＯＰＳ・９３８

７番・三塁　マンシー　　　　打率・１８４　０本塁打　２打点　ＯＰＳ・４９６

８番・一塁　Ｋ・ヘルナンデス打率・１００　４本塁打　７打点　ＯＰＳ１・５５９

９番・二塁　ロハス　　　　　打率・１７９　０本塁打　０打点　ＯＰＳ・３８７

　　　投手　グラスノー　　　１勝０敗　防御率６・４３