4連勝のドジャース ベッツが九回に見せた自己犠牲→ダメ押し2点を呼び込む 一塁ベース前で握り拳&エドマンも拍手 強さを象徴
「レンジャーズ0-3ドジャース」(18日、アーリントン)
ドジャースが接戦を制して4連勝。九回にはダメ押しの2点を奪ったが、チームの強さを象徴するようなワンシーンがあった。
1点リードの九回、先頭のエドマンが内野安打を放ち、敵失がからんで無死二塁となった。ここで打席にはベッツ。カウント2ボールからアウトコースの変化球に対し、狙っていたかのように逆方向へ転がした。打球は平凡な二ゴロだったが、一塁ベースの手前でベッツは右拳を小さく握った。これを見た三塁走者のエドマンも拍手を送った。
ベッツほどのプレーヤーであれば、「自分が決める」となってもおかしくはない場面。カウントも2ボールと打者有利な状況だった。それでも初めから最低限の仕事を狙っていたかのようにやり遂げ、右拳に感情を込めた。この進塁打が打線のつながりを生んだ。
フリーマンは敬遠となり、状況は1死一、三塁に。ここでT・ヘルナンデスが右前にクリーンヒット。価値あるタイムリーで追加点を奪うと、コンフォルトの四球をはさみ、スミスが犠飛を打ち上げてダメを押した。
最終回はスコットが安打を浴びながらも、三塁のマンシーが鮮やかな守備を連発。無死一塁から横っ跳びで三遊間の打球をキャッチして二塁封殺にすると、なおも1死一、二塁の状況から三塁線の打球をうまくさばいて5-4-3の併殺でゲームセット。昨季、ワールドシリーズを制したチームの強さを象徴するような九回の攻防だった。





