大谷翔平 勝ち越しの12号3ランがまるで映画のワンシーン 美しいバットフリップ&両手を突き上げる 敵地が騒然

 「ダイヤモンドバックス11-14ドジャース」(9日、フェニックス)

 ドジャースの大谷翔平投手は同点の九回、1死一、二塁で迎えた第6打席で勝ち越しの12号3ランを放った。

 3点を追う九回、怒涛の4連打で試合を振り出しに戻し、なおも1死一、二塁の好機で打席に大谷。相手は右腕・トンプソンにスイッチし、初球のスイーパーを空振り。2球目はほぼノーステップに切り替えて変化球を見極めた。

 3球目、内角スイーパーを引っ張り込んだがファウルに。4球目、内角低めのスライダーをきれいに振り抜くと、打球は右翼席に飛び込んだ。

 打った瞬間、バットを放り投げて両手を突き上げた大谷。完璧な確信弾で勝ち越しに成功した。

 ベンチではフリーマンもガッツポーズ。敵地はどよめき、騒然となった。試合はそのままドジャースが逃げ切り連敗を阻止。試合後のインタビューでは「追いつくまでの過程が素晴らしかった」と仲間をたたえていた。

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