今季限りで現役を引退したドジャースのレジェンド、クレイトン・カーショー氏の近影が大きな反響を呼んだ。２４日、第５子が誕生したことを報告したが、長髪をバッサリ切り、ヒゲもそり落とした姿にファンも大注目だ。

　カーショーと言えば近年、ウェーブがかかった長髪にヒゲをたくわえたワイルドな風貌でマウンドに立っていた。レジェンドは「私たちのクルーに加わり、１２月１９日に到着したクロエ・ピーチ・カーショーをご紹介します！彼女は完璧で、兄弟姉妹は彼女に夢中。私たちは彼女の人生の贈り物に感謝しています！」とつづった。

　生まれたばかりの赤ちゃんを抱き笑みを浮かべるエレン夫人に寄り添うカーショー氏と子どもたち。日本のファンも「カーショー髪切って髭も剃ってる」「髭剃って髪も短くなってなんだか若返ったなあ」「引退は淋しいけれど、ご家族で育児を楽しんで下さいね」「マエケンやマー君たちと同じ８８年生まれなのね　知らなかったわ」とつづった。

　カーショーは０６年ドラフト１巡目、全体７位でドジャース入団。数少ない生え抜き選手として０８年のメジャーデビューから今季まで１８シーズンにわたり、通算４５５登板、２２３勝９６敗、防御率２・５３。２８５５回１／３を投げて３０５２奪三振をマークしたほか、サイ・ヤング賞３回、ＭＶＰ１回、最多勝３回、最優秀防御率５回、最多奪三振３回、球宴１１回など、輝かしい実績を残した。今季も先発陣の柱として２３登板、１１勝２敗、防御率３・３６をマークし、惜しまれながら現役を退いた。

　チームは今季、球団史上初のワールドシリーズ連覇を達成。カーショーは１１月３日に行われた優勝パレードで家族とともに参加。球場内で行われたセレモニーでは大トリでスピーチを行い、家族を近くに呼び寄せて「僕はこの瞬間を一生忘れない。そして、ここにいる（家族の）５人にもありがとう。ずっと一緒に成長して、すべてを見届けてくれた。愛してるよ。本当に感謝してる。そして僕は分かってる。来年、また優勝するってことを。その時は、僕もみんなと同じように観客席から見守ります」と言って、ファンに別れを告げ、家族とともに紙吹雪の中でステージを降りた。