ロバーツ監督、佐々木朗希の剛球に自論「制球された156キロの方がずっと価値ある」 今季100マイル超ゼロに「投げようと思えば投げられると思うが…」

 「ドジャース-フィリーズ」(30日、ロサンゼルス)

 ドジャースのロバーツ監督が試合前の会見で佐々木朗希投手の直球の球速について言及。今季、一度も100マイル(約161キロ)超の球速が出ていないことに「しっかり制球された97マイル(約156キロ)の方が、ボールになる100マイルよりずっと価値があると思う」と自論を展開した。

 佐々木はメジャー2年目今季、ここまで9試合に先発し、3勝3敗、防御率4・93。812球を投げているが、最速は99・5マイル(約160・1キロ)で、160キロ超はわずか2球しかない。

 昨季はメジャーデビューを果たした東京開幕シリーズ第2戦や右肩痛から復帰後に救援投手として100マイル超の直球を投げたが、今季はここまでゼロ。指揮官は「球速はいい状態にあると思う。彼なら100マイルを投げようと思えば投げられると思うが、投げたい場所に投げられなくなる可能性がある。94、95マイル(150キロ台前半)なら別だが、97、98マイル(150キロ台後半)をしっかり制球できている今の状態が彼にとって最適だと思う」と話した。

 前回、23日のブルワーズ戦は5回3失点(2自責点)で3勝目を挙げた佐々木。初回に3点を失ったが、味方打線の逆転に成功し、自身初の2登板連続勝利を手にした。防御率は依然として4点台だが、5月は4登板で2勝1敗、防御率3・52に落ち着いている。ロバーツ監督は「ここ数週間を見ても、彼は明らかに以前よりリラックスして投げている。慣れが結果を生んでいるのか、結果が出ていることでさらに落ち着いてきたのかは分からないが、より積極的になっているのは確かだ。スプリットの球速に変化をつけたことで成功につながっていると思う。今はとてもいい状態にいます」と評価した。

 この日の対戦相手には昨季の2冠で、今季も両リーグ最多22本塁打を記録しているシュワバーや、MVP2回のハーパーら好打者がいる。指揮官は「いいテストになると思う。本当に才能のある打者がそろっている。逃げずにしっかり挑んでいってほしい。積極的に攻めていってもらいたい」と期待を込めた。

 ▽フィリーズのラインアップ

1番・DH シュワバー   打率・238 22本塁打 39打点 OPS・963

2番・遊撃 ターナー    打率・222  7本塁打 19打点 11盗塁 OPS・626

3番・一塁 ハーパー    打率・261 13本塁打 33打点 OPS・866

4番・左翼 マーシュ    打率・326  5本塁打 24打点 OPS・839

5番・三塁 ボーム     打率・207  5本塁打 23打点 OPS・589

6番・二塁 ストット    打率・222  5本塁打 25打点 10盗塁 OPS・645

7番・捕手 リアルミュート 打率・228  2本塁打  9打点 OPS・608

8番・右翼 ガルシア    打率・198  4本塁打 15打点 OPS・590

9番・中堅 クロフォード  打率・231  2本塁打 12打点  7盗塁 OPS・635

   投手 ルサルド    4勝4敗 防御率4・38

 ▽ドジャースのラインアップ

1番・DH 大谷      打率・279 10本塁打 31打点  6盗塁 OPS・909

2番・中堅 パヘス     打率・297 13本塁打 50打点  7盗塁 OPS・883

3番・一塁 フリーマン   打率・271  8本塁打 27打点 OPS・839

4番・遊撃 ベッツ     打率・176  6本塁打 15打点 OPS・649

5番・右翼 タッカー    打率・241  4本塁打 26打点 OPS・733

6番・捕手 スミス     打率・255  6本塁打 23打点 OPS・732

7番・二塁 ロハス     打率・262  1本塁打  9打点 OPS・657

8番・左翼 コール     打率・283  0本塁打 10打点 OPS・767

9番・三塁 エスピナル   打率・220  1本塁打  4打点 OPS・604

   投手 佐々木     3勝3敗 防御率4・93

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