永山竜樹襲った不可解判定 大野将平氏は「待てのあと5秒ほど絞め続けられていた」も「選手、審判が畳の下に下りていることが覆ることは…」

 「パリ五輪・柔道男子60キロ級・準々決勝」(27日、シャンドマルス・アリーナ)

 永山竜樹(28)=SBC湘南美容クリニック=は、準々決勝で23年世界王者のガルリゴス(スペイン)に片手絞めで一本負け。敗者復活戦に回ることになったが、判定が波紋を呼んでいる。

 最初の4分間の中盤に、絞め技を食らい、主審の「待て」の後も、相手が数秒ほど絞め技を継続。その後、畳に倒れ込んだところ、失神していたと判断された。敗戦が言い渡されると、呆然。しかし、納得のいかない永山は握手を拒否。その後も不満を露わにし、畳からなかなか下りなかった。会場からはブーイングのように指笛が吹かれ、早く畳みを下りるように促された。約5分経ち、礼をして畳を下りた永山は関係者と「待てって聞こえていた」と話していた。

 テレビ解説を務めた73キロ級五輪2連覇の大野将平氏は「待てのあと5秒ほど絞め続けられていたので、永山選手としては納得のいかない結果。やはり失神してしまったということで一本負けですね。待てかかっていただろという声も聞こえましたが」、「やはり待てがかかってからどうなっていたかですが。もう選手、審判が畳の下に下りていることが覆ることはないのかなと思います」と終始冷静に解説した。

 その上で「こうなった以上、切り替えて銅メダルを目指すしかない」とエールを送った。

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