人類最速のオタク爆誕!100m制したライルズは大の日本アニメ好き 星条旗まとい、かめはめ波で歓喜 陸上大国・米国に20年ぶり金メダルもたらす
「パリ五輪・陸上男子100m・決勝」(4日、フランス競技場)
人類最速決戦が行われ、7位までが写真判定となった大激戦はノア・ライルズ(米国)が自己ベストの9秒79(追い風1・0メートル)で初の金メダルを獲得した。同タイム着差ありの2位はトンプソン(ジャマイカ)、3位は9秒81でカーリー(米国)が入った。1位のライルズが9秒784、2位のトンプソンが9秒789とわずか0秒005差が明暗を分けた。米国勢の金メダルは04年のガトリン以来20年ぶりとなった。
五輪代表選考会の全米選手権では、スタート前に日本発祥のカードゲーム「遊戯王」のレアカードを取り出し、話題となるなど、日本文化を愛する27歳。大のアニメ好きで知られ、ドラゴンボールも大好き。作者の鳥山明さんが亡くなった時には「レジェンドを失って悲しい。私の人生において、彼の作品は永遠に影響を与えてくれる」と追悼した。この日も星条旗をまといながら、かめはめ波のポーズを披露した。
レースは序盤から今季躍進著しいトンプソンがレースを引っ張ったが、スタートがやや遅れたライルズが猛追。ゴール直前で差しきった。勝者としてコールされると感情を爆発させて喜んだ。