卓球男子、粘る日本 張本が大活躍の2勝 最後のシングルス丹羽に決勝進出託す

 男子卓球団体準決勝 シングルス第2ゲームでボールを打ち返す張本智和(撮影・堀内翔)
 男子卓球団体準決勝 シングルス第5ゲームで得点を決めてガッツポーズをする張本智和(撮影・堀内翔)
 男子卓球団体準決勝 シングルス第2ゲームを落とした張本智和(撮影・堀内翔)
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 「東京五輪・卓球男子団体・準決勝、日本-ドイツ」(4日、東京体育館)

 日本は2勝2敗で並び、最後のシングルスに出場する丹羽孝希に決勝進出を託すことになった。

 第1試合ダブルスは水谷隼、丹羽孝希のペアが出場。第1ゲームは2-11、第2ゲームは3-11と圧倒されていた。第3ゲームは11-9、第4ゲームは11-8と粘った。最終第5ゲームは中盤まで競り合ったが、力尽きた。

 第2試合シングルスの張本は、シングルス銅メダルのオフチャロフと対戦。第1ゲームを7-11で落とすと、第2ゲームも劣勢に。しかし、カウンターで打ち返すなど、ポイントを重ね、接戦の末に13-11でこのゲームを取り返した。第3ゲームは11-5、第4ゲームは11-9と競り勝った。

 1勝1敗で水谷は、ドイツのレジェンド選手・ボルと対戦。第1ゲームを先取。しかし、第2ゲームをデュースの末に11-13で落とすと、続くゲームを7-11、7-11で取られて敗戦。日本は後がなくなった。

 第4試合は張本が、フランツィスカと対戦。第1ゲームは5-11、第2ゲームは追い上げたものの9-11で落とした。崖っぷちの第3ゲームを11-5、第4ゲームを11-9と取り返し、最終第5ゲームへ。先にリードをひろげた張本は追い上げられ、6-6に。9-9から2ポイント続けて奪い、熱戦をものにした。勝利の瞬間、コート上に仰向けに倒れ、雄たけびをあげた。

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