五輪組織委・武藤事務総長「中止を前提に検討したことはない」“開催ありき”は否定

武藤敏郎事務総長
 花火が打ち上がる東京五輪閉会式(撮影・堀内翔)
東京五輪閉会式が閉幕する(撮影・堀内翔)
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 東京五輪・パラリンピック組織委員会の武藤敏郎事務総長(78)が五輪閉幕から一夜明けた9日、都内で報道陣の取材に応じた。

 五輪を終え「始まってみると、あっという間だったが、14年からの7年半の準備期間は大変長く感じた。道のりの中でたくさんの困難に直面したが、1つ1つ解決して、山や谷をいくつも越えた。感慨深い」と、安堵した様子で話した。

 感染状況が悪化する中で、開催に否定的な世論に直面したが「中止を前提に検討したことはない」と、最後まで中止議論はなかったことを強調。一方で「開催ありきの批判を耳にしたが、そう単純なものではなかった。何でもかんでも開催という言い方は違う」とも話した。

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